【信楽・陶芸(得斎陶房)】やっぱり人って何かつくらないといけないと思います
「やっぱり人って何かつくらないといけないと思います。」
テーマ「生地とボタンと私」で
インドネシア出身のデザイン専攻の女性が、手芸店で言っていたことば。
いや、ほんとにそうだなと。
事務的なサービス仕事をしていると尚更に、ものづくりを生業としていないからこそ、そういう機会を日々に取り入れないとと思います。
最近のわたしのTHEものづくり体験は、信楽での陶芸。
はじめての電動ろくろでの体験です!
▷得斎陶房
円柱のねんどに先ず穴を空けてもらって、下準備完了したところから体験スタート!
いや、これが案外難しかった。
自分含めて4人で教えてもらってたけど
ぐちゃったのは私だけ。
一回やってしまうと、ちょっとびびって少しのブレが怖くなってしまう笑
でも、お店のご夫婦がコツとかポイント丁寧に教えてくだいました。
まずは、薄くすること
右手(利き手)を内側に、左手を外側にそえて、すーっと下から上まで、土を持ち上げて延ばしていく。
意識は左手へ集中。右手(利き手)は添えるだけ。
人間どうしても内側にある利き手の方がチカラが入ってしまうし、それに加えて回転している電動ろくろの遠心力もあって、外に外に開いてしまいがち。
だから、左手主導で動かすのがコツだそう。
延ばすときは、下から上まで一定のリズムで、一定の力加減で
お店のご主人いわく
ある程度のかたちのものなら誰でもできる。
でも、ほんまに良いものは均一に薄くて、軽い。
うすーくする作業を怠ってしまうと下の方が分厚いままになってしもて、持った時に、ずっしり重く、お茶碗でも使い勝手が悪なってまう。
「地味な作業だけど、ここが1番大切な作業だから!せっかく作るなら使いやすいものが良いでしょ!頑張って!」
と励ましてもらいながら、約1時間半作業。
1つは例の如くグチャってしまったけれど、そのほか2つの大椀とお皿を作りました。
もうほとんどの作業は円柱を底から薄ーく上に、高ーく延ばす作業。
そして、十分に薄くできたら最後に、横に広げる作業!
今度は右手で作品を広げていくねんけど、自分の力+遠心力も考えなきゃです。
遠心力を活かして、仕上げ
実は、1回目に作るつもりだった大きめの椀は横に広げすぎてもたので、少し深めのお皿に(笑)
まあでも予想外のものができるのも、生々しいくて良いなと思います。
これは、お店のご主人が2、3分で作ってくださって、糸で縦に切って断面を見してくださったやつ。模様の入れ方も見せていただいた。
さすが、厚さが均一!
釉薬は、黒、白、薄い黄色、茶色、青色から選べて、焼き上がりは約1ヶ月くらいと。
楽しみです。
体験と、2つの焼き代で確か3000円ちょとと。
帰りは、以前手びねりで作ったコーヒーカップを受け取りに。
▷大小屋
思ってたよりも小ぶりに縮んでしまった。
そして、ぶ厚い(笑)
でもこの手びねり独特のごつごつ感もかえってかわいいくてお気に入りです。
ちなみにこれは8月くらいに作ったんだけども、12月に遅くなってしまったなあと申し訳なく取りに行ったら、
おっちゃんが「そんなもんかわいいもんよ。何年も全然取りにきやらん人もいるで(笑)」って。
作って満足なんすね。
つぎは、平成30年にまた、作りましょう!
ばんざーい!